Interview
2020.3.2
カフェ大好きモデル 斉藤アリスの美味しいとキレイを叶える、よくばりグルメライフ
「美味しい」を思いっきり楽しみたい!だけど、健康や美容のためには少しくらい我慢も必要……?そんな食生活の「?」を探るべく、食べることを楽しみながらも自分らしくステキに生きる“あの人”にインタビュー。
今回お話を伺ったのは、世界中のカフェをめぐりライターとしても活動するモデルの斉藤アリスさん。2017年に書籍『斉藤アリスのときめきカフェめぐり』を出版し、“食ログ グルメ著名人”にも選ばれるほどのカフェマニア。食べることを楽しみながら自分らしく過ごす斉藤さんに、お気に入りのカフェ三軒茶屋「nicolas」で、カフェ文化の魅力から日々の食生活、さらに美の秘訣をお聞きしました。
Interview:斉藤アリス
“カフェはその土地の食文化に触れることができる場所”
――まずはアリスさんがカフェめぐりをするようになったきっかけを教えてください。
モデルの仕事で海外ロケに行っていた頃、空き時間に街へ出かけるのが好きだったんです。でも実際に観光地に足を運んでみると、お土産屋さんや有名スポットなどいわゆる“観光客向け”のお店ばかりであまり満足していなかった。そこで、もっと“現地を感じられる場所ってどこだろう?”と考えた末、その土地の食文化や人と出会える“カフェ”に辿りつきました。
――海外のカフェで感じた出会いや発見はありますか?
海外は500年も前から続く歴史の長いカフェが今も多く残っていて、ヨーロッパではカフェで毎朝新聞を読むという文化が根付いています。カフェに行くだけで、その地域の伝統的な食事や、通っている人たちの日常を知ることができる。現地の人の暮らしぶりやその土地の文化に触れることこそが、旅行や観光の醍醐味なんじゃないかなと思います。ティーカップの出し方ひとつをとっても、その国の歴史によって違いがあるんですよ!
――それは知らなかったです!面白いですね。
面白いですよね!そこからどんどんハマって、最終的にロンドンの大学院でカフェの文化に関する論文も書きました。そこで学んだ知識もあって、留学後は自然とカフェ取材をさせていただく仕事や機会が増え、2017年には海外でのカフェめぐりの体験記をまとめた『斉藤アリスのときめきカフェめぐり』を出版させていただきました。
――日本では今、どんなカフェがトレンドですか?
私と同じくらいの平成元年前後に生まれた世代は、純喫茶というレトロな文化に対してある種の憧れを持っていて、トレンド的な感覚をもっている世代だと思うんです。最近はそこに新しい感性をミックスさせた“レトロ×現代のカフェ”いわゆる「ネオ喫茶」が新たに登場してきています。今日、ご紹介させていただいたnicolasさんもそうですが、中古物件のもつ味わいと、洗練されたフードメニューの掛け合わせは時代の新しさを感じますね。カフェは時代を映す鏡とも言われていますが、ここ近年は「ネオ喫茶」のような異なる文化や時代をMIXさせた素敵なお店が増えてきているなと思います。
“食べることって、簡単に手にはいる喜びだと思うんです”
――カフェはもちろん、食にもこだわりのあるアリスさんですが、普段の食生活の中で大切にしていることはありますか?
普段は仕事柄いろいろな物を食べる機会が多いのですが、すごく正直な話をするとプライベートでは野菜中心で炭水化物はできるだけ避けています(笑)。お気に入りのお店は「CITYSHOP」と「CRISP SALAD WORKS」。「CITYSHOP」はモロッコのデュカなど珍しいスパイスを使ったり様々な食感の食材と野菜を上手に組み合わせていて、飽きが来ずお腹いっぱいになれる工夫がされています。「CRISP SALAD WORKS」は、チョップドサラダの専門店なんですけど、サラダに入ったグリルチキンがジューシーですごく美味しくて!野菜だけだと物足りないと思いがちですが、きちんと選べば満足感も得られますし、何より本当に美味しいんですよ。
――そこで食生活のバランスを取っているんですね。
私は食べることが大好きなので日頃からいろんなお店に足を運んでいますが、せっかくお店まで行ったのに、ダイエットを理由に食べたいものを我慢するのは悲しいじゃないですか。だからお店では満足いくまで食べられるように、その前後で調整している感じですね。今日選んだ「とちおとめとウドのサラダ」も、いちごの甘さとさっぱりとしたお酢の組み合わせがとっても美味しい。ネオ喫茶の特徴のひとつとして、食べ物が全部“本気”なんです。きちんと修行したパティシエやシェフがやっているお店が多いんですよ。
とちおとめとウドのサラダ
食べることって、簡単に手にはいる喜びだと思うんです。毎日必ずやってくる自分を上げてくれる瞬間だから、絶対に妥協したくない。1回1回の食事を大切にすることは、人生の喜びにつながると思います。変なものでお腹をいっぱいにしていたら、人生がもったいないですよ(笑)!
――素敵な考え方ですね(笑)。普段の食事を楽しむために、健康や美容のためにしていることや心がけていることはありますか?
たくさん食べた次の日は、さっき挙げたような野菜をメインにしたお店に行ったり、栄養のバランスを考えた食事を摂るようにしています。他には、社交ダンスやマグマヨガに通って体を動かしているかな。食事だけでなく、運動をしてたくさん汗をかくと体の調子がすごく良くなるんですよ。
――食事を抑えると、結局その後にお腹が空いてしまったり、つい間食してしまったり……なんてことがあると思うんですけど、そんな時はどうされていますか?
私は小腹が空いた時は我慢せずに食べるようにしていて、おすすめは発芽ナッツと黒酢ドリンク。黒酢ドリンクは小さな紙パックで売っているので、いつも持ち歩いていて、甘いものが欲しくなった時にはおやつ代わりに飲んでいます。低カロリーで体にもいいですし。テルーチェの発芽ナッツもすごく優秀。ナッツってローストした後は酸化しちゃうんですけど、これは1食ごとに封を切るので、常に新鮮でめちゃくちゃ美味しいです!これも小分けになっているので持ち歩きやすく、食べ過ぎる心配もないので気に入ってますね。どっちもしっかり美味しくて、満足感もあるので、我慢している気にならずストレスなく続けられています。
――ヘルシーでもしっかり美味しいもの!というところはアリスさんならではのこだわりを感じますね。他に食生活で簡単に実践できそうなことがあれば教えていただきたいです。
コンビニのツナサラダをよく食べるんですけど、今のコンビニってドレッシングが別売りなんですよね。なので、ドレッシングだけMTCのココナッツオイルのドレッシングを使うようにしています。酸化した油は美容にも健康にもよくないので、特に“油”は良いものにこだわって摂るようにしています。ちょっとした工夫ですが、調味料は毎日摂るものなので体によくて美味しいものが良いですよね。
――今回は『夜遅いごはんでも』という酵素サプリメントのメディアインタビューとなりますが、アリスさんは酵素にどんなイメージありますか?
初めに「酵素」っていうワードを聞いた時は、いまいちピンと来ていなかったんですが……。さっきヘアメイクさんと話していたら、実は酵素を毎日とっていたことが判明したんです(笑)!
――そうだったんですね!無意識に摂り入れていたものが酵素だったと。
そうですね。新鮮な野菜や果物、味噌や納豆などの発酵食品もそうですが、私の場合は自分が美容と健康に良いと思って摂り入れていたものが、結果的に酵素を含むものだったんだと気づきました。
――ではそんな酵素を意識して摂ることが難しい方に、ぜひこのサプリを使ってもらいたいですが、アリスさんはサプリは飲みますか?
サプリは普段からよく飲んでいます。やっぱり美しさや体型をキープするための努力は、一瞬ではなくてずっと続けなきゃいけないものだと思っていて。だから無理なく続けられる方法を取り入れるのがベストだと思います。そういう意味では、効率よく簡単に欲しい成分を摂取できるサプリは理想的ですね。これからも美味しいものをたくさん食べ続けていきたいので、これを機に酵素サプリも摂り入れてみようと思います!
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nicolas
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URL http://www.nicolasnicolas.com/
text by shiho tokizawa
photo by 佐藤大輔
hair make by つばきち
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Profile
斉藤アリス
モデル・ライター。母が日本人、父がオーストリア人のハーフ。ロンドンで生まれ、幼少期をドイツ、学生時代を名古屋で過ごす。明治大学農学部進学をきっかけに上京し、畑仕事のかたわら大学時代にモデルデビュー、40誌以上の雑誌や広告で活躍。卒業後はロンドンへ渡り、ジャーナリズムの分野で博士号を取得。卒業作品には一年かけて世界のカフェをめぐり、本を製作した。現在はモデル業に加え、ライターとしても活躍中。父のフィリックス氏は1970年代、世界的に大ヒットしたおもちゃ『モーラー』の開発者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)。
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