Note
2021.5.7
食べる腸活!花由来のスマートオイルで理想のボディを手に入れよう
家で過ごす時間が増えている昨今。
仕方のないこととはいえ、増えるストレスに切り替えがうまくできない気分などに引き摺られ美容や健康の悩みは尽きません。そこで美容にも健康にも根本からアプローチするためにおすすめしたいのが「腸活」。
腸は免疫やホルモンを司る第二の脳と呼ばれているほど重要な器官、大切にすればするほど身体全体のコンディションを安定させ、美容にも健康にもプラスに作用します。
では一体どうやって腸を整えるか。
食事改善やマッサージ、運動など方法はたくさんありますが、今回は手軽にできる“オイルでの腸活”をご紹介しましょう!
食用オイルとは?体に良いのは?
食事の調味料としてだけでなく、美容と健康に良い効果があると数年前から話題になっている食用オイル。様々なタイプがありますが実際に“どれ”が良いのかご存知でしょうか?
そもそも食用オイルは大きく「不飽和脂肪酸(※1)」と「飽和脂肪酸(※2)」という二つの「脂肪酸(=オイル)」に分けられます。植物性の油の大体が「不飽和脂肪酸」で、さらにその中には、オメガ3、オメガ6、オメガ9という三種類の脂肪酸があります。これが細胞膜やホルモン材料、さらにはエネルギー源になったり免疫力を高めたりするといった体に必要な働きをしてくれる美容と健康に役立つオイルです。
※1不飽和脂肪酸…魚やナッツなど、いわゆる植物性油のこと。植物性に多く含まれるもので、悪玉菌を減らし、腸内環境に良い働きをする脂肪酸の一つ。見分け方としては常温で液体状のものを差します。
※2 飽和脂肪酸…お肉やバターなど、いわゆる動物性油のこと。人間の皮下脂肪も飽和脂肪酸で、常温では固形または半固形状態。加工品にもよく利用されている。
そして今回、食用オイルの効果として最も注目したいのが「腸活」。
悪玉コレステロールを減らし、腸内環境に良い働きを持つ「不飽和脂肪酸」の特徴に加えて、各オイルにはそれぞれ独自の腸活効果があるのです。
腸活におすすめの食用オイル
オリーブオイル
食べるオイルの王様。必須脂肪酸(※3)であるオメガ3系や6系のリノール酸やリノレン酸も含まれていますが、主成分はオメガ9系のオレイン酸のため体内で合成することも可能な脂肪酸です。価不飽和脂肪酸である「オレイン酸」には、腸の働きを良くする効果があるため、便秘解消の効果が期待できます。加熱をしても酸化しづらいオイルのため、揚げ物やグリルなどの加熱料理にはオリーブオイルを使うのがおすすめ。
※3 必須脂肪酸…体内では作ることができない脂肪酸のことで、体外から摂取する必要があります。適量を摂取することが大切、何事も摂り過ぎないようにしましょう。
ココナッツオイル
「ラウリン酸」という腸内の善玉菌を活性化してくれる成分が含まれているため、オリーブオイルと同じく便秘解消の効果が期待できるオイル。加えて、消化吸収が早く、すぐにエネルギーとして使われる働きを持つMCT(中鎖脂肪酸)を豊富に含んでいるので、一般の油に比べて体内に蓄積されにくいとされています。
アマニ油
アマニ油に含まれるポリフェノールの一種、「リグナン」は腸内細菌によって分解されると体内のホルモンバランスを整えてくれるといわれています。そのため肌や髪に潤いを与えたり、更年期障害の緩和などの効果があります。また、アマニ油はオメガ3系のため、善玉コレステロールを増やしてくれるのでお腹の調子がよくなり、腸内の免疫力がアップ。アレルギー症状などを和らげるという実験結果もあります。加熱には弱いので食べるときは生のままで。
“今注目の新オイル“スマートオイルCLA
そんな優秀な食べるオイルの中でも、今注目されているのが「スマートオイルCLA」。「スマートオイルCLA」は不飽和脂肪酸である共役リノール酸の一種。脂肪分解をサポートする成分として、海外では美容・スポーツ面で知られているオイルです。
腸内環境のバランスを乱す脂肪にアプローチし、脂肪を分解してくれる酵素を活性化。身体に蓄積された脂肪の燃焼をサポートしてくれます。さらには、脂肪の蓄積を抑え、腸の働きを妨げないよう代謝してくれるのでそのWクレンズ効果で腸をスッキリキープ。腸活効果もバッチリです。
さらに、CLA(共役リノール酸)は代謝を高める効果があるので、海外のサプリメントに利用されることも多く、ゴールドジムなどでもフィットネスと合わせた商品としても展開されています。その原料となるのは、サフラワー油といわれるべに花の種子。体内ではつくることはほとんどできないため、オイルやサプリメントから効率よく摂取するのがおすすめですよ。
日々に食事に役立つ、食用オイルの使い方
生でそのまま
揚げたり炒めたりすると煙が出たり、泡立ちが起こり危険なので、できるだけ生のままで使いましょう。いちばん手軽な方法としては、スプーン一杯分をそのまま飲むのもおすすめです。
いつもの食事にプラスして
味や匂いがほとんどないさっぱりした油ですので、サラダのドレッシングに混ぜたり、ヨーグルトにかけたり、コーヒーに入れたりしてもOK。
運動時のエネルギーチャージに
MCTを配合したゼリータイプなら、筋トレやランニング時のエネルギー補給にも。
さらに手軽に摂り入れるなら
そのまま飲んだり、かけたりもおすすめですが、食事とは別で考えたい。そんな方にはサプリがおすすめです。いつでもどこでも飲めるサプリメントなら、より手軽にバランス良く摂りたい栄養を摂り入れることができます。
食用オイル、それぞれの特性を理解して上手に食事に取入れることができれば、普段の生活がより豊かに。良質な脂肪でも摂りすぎにはもちろん注意が必要ですが、美容・健康のための腸活にぜひ上手にオイルを活用してみてくださいね。
text by 松本 愛
illustration by 横山 さと
出典:南清貴(2008)「究極の食」
参照:陳(2012)『腸内細菌学雑誌』26巻3号
瀬谷 肇(2004)「予防医学の権威がすすめる健康食事典」朝日新聞社
日清オイリオ(2020)「ココナッツオイルを使いこなそう!」
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