酵素を残す調理法、節約する食事法!?キレイの秘密は「食」にアリ

「食べてキレイに by 夜遅いごはんでも」では、「食べて、キレイに」をテーマに酵素にまつわる様々な知識をご紹介していきます。「一体、私たちの何がイケナイの!?」わかると思ったそこのアナタ……。酵素の正しい知識とともに毎日の食生活や生活習慣をちょっと見直してみて “たくさん食べてもキレイに美しく”健康な毎日を送ってみませんか?

ヘルシーであれば良いというわけではありません。

酵素は外からも摂れる(食物酵素)

すべての生き物の生命活動を支え、毎日を元気にすごすために欠かせない酵素。ところが、「生物が一生の間に作ることができる酵素の総量は決まっている」(エドワード・ハウエル博士)というから、

さあ大変!

酵素を上手にやりくりして一生を元気に過ごすためにはどうしたらいいの?
というのが前回までのお話でした。

今回は、食事からとれる食物酵素についてのお話。


<酵素は体内で作られる体内酵素と食物から摂れる食物酵素に分けられます。またその体内酵素は使用目的によって、食物を消化するために使われる消化酵素や、代謝のために使われる代謝酵素などに分類されます。>

そう、前回からサラッとふれていましたが、酵素は食べ物からでもとれるのです。その体外からとれる酵素を「食物酵素」といいます。

食事と酵素の関係(昔と現代の食生活との比較)

食物酵素は生の野菜や果物、発酵食品などに多く含まれています。

ところが昔と比べ、日本人の食生活は大きく変化しました。

冷凍食品やファーストフードなど、いつでもどこでも簡単に加工食品が食べられるようになって暮らしが便利になったぶん、生の野菜や、果物、発酵食品など酵素がたくさん含まれている食材を口にすることが減りました。

加熱したものが主流の現代の食生活では、熱に弱い酵素の多くは死滅してしまいます。そのため現代人の体には酵素が不足しやすくなっているのです。そして酵素が不足した食事は、消化のために体内酵素がたくさん必要になるのです。

酵素が多く含まれる食品について

調理加工前の生の食材には酵素が豊富に含まれています。しかし、酵素は熱に弱いため48度で酵素は破壊されはじめ、70度でほぼ全滅してしまいます。

※出典:北海道立理科教育センター 酵素反応実験の定量化「酵素の最適温度」より 2007年

そこで知っておきたいのが酵素をできるだけ破壊しない調理法。酵素をそのまま残すためには、生の果物や野菜をジューサーにかけてフレッシュジュースにすると良いでしょう。火を通す際にも炒めたり蒸したり茹でたりなどをさっと短時間で済ませるのがポイントです。また酵素がたっぷり含まれる食品には、パパイヤやパイナップル、バナナや大根、とろろ、そして発酵食品等があります。発酵食品の中でも特に伝統的な製法で時間をかけて作られた味噌やお醤油などに酵素がたっぷり含まれています。

このような酵素に注目した食事法が1900年代より欧米で提唱されはじめたローフード、Raw(生の)Food(食べ物)です。

野菜や果物などを主に食べることで、美と健康を維持しようというもので、セレブリティやスポーツ選手などがこぞって取り入れたことで注目されました。同時に発酵食品や刺身などローフードの考え方を実践している和食が世界でブームとなり「動物油脂を多用せず、長寿や肥満防止に寄与」等として2013年にはユネスコの文化遺産に登録されるまでになったのです。

酵素を残すための調理法にこだわるのはもちろんですが、実は「酵素を増やす食べ方」という裏技もあります。

それが、よく噛んで食べること

唾液の中には消化酵素が含まれているため、噛むことによって酵素と食べ物が混ざり合い、食べ物の分解がスムーズになって消化吸収がよくなるのです。口の中である程度分解をさせておけば、消化吸収のために必要な酵素も少なく済むので、体内酵素の節約にもつながります。

酵素を多く残す調理法と酵素を節約する食事法、すぐに実践できるふたつの新習慣をぜひ取り入れて。美と健康のための酵素生活をはじめてみませんか。

text by 松本 愛
illustration by 横山 さと
出典:なるほど!酵素大百科(発行:酵素と健康を考える会)

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