お肉・油物好き必見!腸内環境のプロに聞く、キレイを整える「脂質」との付き合い方

ジューシーで美味しい油物ですが、摂りすぎてしまうと体調不良や肌トラブルの原因になることも…?今回は、現代人の食事の傾向や腸ケアについて徹底解説!“活きている酵素”でおなじみ新谷酵素『夜遅いごはんでも』×ビフィズス菌・乳酸菌のプロフェッショナル「森永乳業」のスペシャル対談でお届けします。油っこい食事が体に及ぼす影響から、理想的な食事、改善策まで、じっくりお教えいただきました。
 

--現代人の食生活は、どのような傾向にありますか?

伊藤さん 食生活の欧米化に伴い、脂質を摂りすぎている人の割合が増加傾向にあるというデータ(※)が出ています。

※食料需給率 令和元年度(農林水産省)参照

小長井さん 私も同じデータを見ましたが、脂質はお肉からの摂取量が圧倒的に多いようですね。

伊藤さん 厚生労働省の定める基準では、食事全体の脂肪エネルギー比率(※)の理想を、1歳以上の男女共に20%以上30%未満と定めています。ですが昨今、この脂肪エネルギー比率が30%を超えている人の割合が、20歳以上の女性で約43%にまで増加しているんです。

※脂肪エネルギー比率…総脂質から得られる摂取エネルギーが食事全体の総摂取エネルギーに占める割合。

 

図:脂肪エネルギー比率の分布(20歳以上)

参照:平成30年国民健康・栄養調査結果(厚生労働省)

 

小長井さん 肉食女子が増えているんですね!とはいえ、私もお肉が大好きなのですが(笑)。

伊藤さん 肉食に限らず、慌ただしく生活する現代人は偏った食生活に陥りがちです。私自身も最近一人暮らしを始め、丼物や麺類だけで済ませる日が増えてきてしまいました……。

左:森永乳業 伊藤さん 右:新谷酵素 小長井さん

 
--脂質を摂りすぎると、腸にどんな悪影響があるのでしょうか?

伊藤さん まず前提として、脂質は決して悪いものではないということはお伝えしておきたいです。人間が生きていく上で欠かせない、大切なエネルギー源であることに変わりはないんです。

小長井さん つまり“摂り過ぎ”が良くないということですね。

伊藤さん その通りです。例えば肉食ばかりに偏って食物繊維が不足すると、お腹の中にいる菌が混乱してバランスを崩したり、悪い菌が増えたりするなどの影響が生じると言われています。

小長井さん 腸内細菌やその働きについて、もう少し詳しく教えていただけますか?

伊藤さん 人間の腸には約40兆個以上の細菌がすんでいるといわれていますが、これらの菌はまるでお花畑のように腸に存在しているため、「腸内フローラ(植物相)」と呼ばれています。腸内フローラには「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌(ひよりみきん)」の3種類が存在していて、それぞれ体に与える影響は異なります。

その中でも特に意識したいのが、「善玉菌」と「悪玉菌」。「善玉菌」の代表的な菌は、ビフィズス菌と乳酸菌の2種類で、整腸作用や消化吸収の促進など健康を維持するために重要な役割を担っており、主に食物繊維やオリゴ糖をエサにしています。対して「悪玉菌」に分類される菌にはウェルシュ菌や黄色ブドウ球菌などがあり、たんぱく質や脂質をエサにして、腸内で腐敗し、有害物質を生み出します。
 

小長井さん なるほど。脂質の過剰摂取=悪玉菌を増やす原因になってしまうということなんですね!

腸内フローラは“全身の健康の要”

--腸内環境の悪化によって、引き起こされるトラブルはありますか?

伊藤さん 脂肪の摂りすぎによって腸内環境が悪化すると、腸のバリア機能が弱まることが分かっています。弱くなった腸から様々な炎症成分が体内に流れると、肥満を引き起こす可能性が出てしまいます。

小長井さん なるほど。ダイエットの観点から見ると、摂りすぎた脂肪が分解されずに溜まっていくパターンと、摂りすぎた脂肪が腸を傷つけ、そこから有害な物質が回って痩せにくい体質になるという、2つの可能性が考えられそうですね。

伊藤さん 美容に関わる部分では、お腹の中で発生したアンモニアが腸から吸収され全身に巡ると、肌荒れや体臭にも繋がると言われています。

小長井さん 体臭ですか!女性目線で見ると、とても恐ろしい話です…(笑)。

伊藤さん 腸内フローラは“全身の健康の要”とも言われています。それくらい、人間の健康や美容などあらゆる面で、腸はとても重要な鍵を握っているんですよ。

小長井さん 毎日の腸ケアが、とても大切になってきますね!

腸内環境を整える食事について

--では、腸内環境を整えるためにおすすめの食材はありますか?

伊藤さん 腸内フローラに多様性を持たせるという意味でも、バランスのとれた食事を取ることが理想的だと思います。特に、善玉菌の餌になりやすい野菜や海藻などの食物繊維をたくさん摂れると良いですね。

小長井さん 例えば、時間がなくコンビニでごはんを済ませる場合でも、コールスローや海藻サラダなど食物繊維の多い食べ物をプラスするなど、ちょっとした意識だけでも変わってくるのではないでしょうか。

また、食べ物の分解を促す食物酵素は腸内環境をキレイに整えてくれるので、食物酵素を多く含む納豆などの発酵食品などもぜひ意識して摂ってほしいですね。

伊藤さん それはいいアイデアですね!毎日バランスの良い食事を取ることはなかなか難しいと思うので、ビフィズス菌や乳酸菌が含まれるヨーグルトやサプリなど手軽に試せるものを補助的に取り入れるのも、一つの手だと思います。

小長井さん ビフィズス菌と言えば、森永乳業さんが研究開発しているビフィズス菌「ビースリー®」は、どんな効果が期待できるんですか?

伊藤さん 弊社では何千種類という菌株を所有しているのですが、その中から「ビースリー®」は、特に“ダイエットサポートが期待されるビフィズス菌”として選抜されました。BMI(※)が高めの方のスマートスタイルを応援します。

※BMI……体重と身長の関係から算出される、人の肥満度を表す体格指数のこと。

小長井さん 食事との相性もいい菌なのでしょうか?

伊藤さん そうですね。太りにくい体を作りたいときのサポートとして摂ってもらうのがおすすめです。

“快腸”であることが日々の生活の“快調”に繋がる

--では最後に、腸活などこれから腸ケアをしたいと考えている方へのメッセージをお願いします。

伊藤さん 例えばお腹の調子が悪い日は、いまいち気分が乗らなかったりしますよね。メンタルを整えるという意味でも、日々の腸ケアはとても大切です。腸内環境がいいと、生活の質もどんどん上がっていくはずです!「快腸」であることは、日々の生活の「快調」に繋がっていくんですね(笑)。

小長井さん (笑)毎日快便というのは、女性にとって気持ちの安定にも繋がるのではないでしょうか。“お通じ”というわかりやすいものを指標にしながら、楽しむ気持ちでケアを取り入れたらいいのではないかと思います。ふと気づいたら、いつのまにか快腸な毎日にシフトしているはずです。

伊藤さん お通じは食事の通信簿。女性は統計的に便の状態をあまり確認しない方が多いらしいのですが、自分の食事の採点結果だと思って、ぜひ毎日チェックして欲しいです!

小長井さん そう捉えるとわかりやすいですね。

伊藤さん はい。“体の中は見えないし、どうにもならない”と捉えるのではなく、きちんとケアすれば必ず応えてくれるということを、ぜひ知って欲しいですね。

小長井さん 今日お話しを聞いて改めて、人の健康を担う腸内細菌は日々の食事に大きく左右されるんだなと思いました。自分の菌を大切に育てる気持ちで、ケアを続けていきたいと思います。貴重なお話をありがとうございました!
 

※新型コロナウイルス感染症対策を充分に行って取材・撮影しています。

interview&text by shiho tokizawa
Photo by 高見 知香

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